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平成 8年 3月定例会(第5号 3月25日)

  • "債務負担行為"(/)
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  1. 山形市議会 1996-03-25
    平成 8年 3月定例会(第5号 3月25日)


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    最終取得日: 2021-06-17
    平成 8年 3月定例会(第5号 3月25日)   平成8年3月25日(月曜日) 〇出席議員(40名)     1 番   石 澤 秀 夫 君      2 番   高 橋 啓 介 君     3 番   渡 辺 弥寿雄 君      4 番   石 沢 忠 八 君     5 番   高 橋   博 君      6 番   金 峰 聡 和 君     7 番   鈴 木 善太郎 君      8 番   澤 渡 和 郎 君     9 番   斎 藤 淳 一 君     10 番   加 藤 賢 一 君    11 番   渡 辺 ゆり子 君     12 番   豊 川 和 弘 君    13 番   加 藤   孝 君     14 番   竹 田 和 義 君    15 番   高 橋 民 夫 君     16 番   荒 井   啓 君    17 番   長 瀬 洋 男 君     18 番   高 橋 伸 行 君    19 番   峯 田 豊太郎 君     20 番   阿 部 菩之助 君    21 番   高 橋 嘉一郎 君     22 番   佐 藤 義 久 君    23 番   酒 井 靖 悦 君     24 番   佐 竹 盛 夫 君    25 番   佐 貫 宏 一 君     26 番   小野寺   建 署    27 番   尾 形 源 二 君     28 番   阿 部 喜三郎 君    29 番   会 田 邦 夫 君     30 番   渡 辺 秀 夫 君    31 番   枝 松 昭 雄 君     32 番   武 田 一 夫 君    33 番   佐 藤   稔 君     34 番   浅 野 泰 孳 君
       35 番   深 瀬 悦 男 君     36 番   渡 辺 卓 弥 君    37 番   加 藤   正 君     38 番   宝 沢 啓 輝 君    39 番   中 村 幸 雄 君     40 番   大 沢   久 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君   総務部長    梅 津 久 勇 君   財務部長    佐 藤 冨 也 君   市民部長    酒 井 正 男 君   環境部長    寺 崎 琴 雅 君   福祉部長    横 倉 明 雄 君   産業部長    日 野 茂 男 君   建設部長(兼) 山 崎 輝 翁 君                       下水道部長   都市開発部長  垂 石 定 敏 君   消防長     武 田 鉄 雄 君   済生館長    櫻 田 俊 郎 君   済生館事務局長 山 川 正 雄 君   水道事業管理者 阿 部 勇 蔵 君   水道部長    黒 沼 吉 男 君   教育委員長   音 山 幸 子 君   教育長     後 藤 和 弘 君   選挙管理委員長 柿 崎 喜世樹 君   選管委事務局長 加 藤 順 功 君   代表監査委員  奥 山   漸 君   監査委事務局長 加 藤 弘 一 君   農業委員会長  日 野 晃 昌 君   農業委事務局長 岸   善 明 君  ――――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長      金 田 春 雄   総務課長    鈴 木   啓     議事課長    岩 田 充 巨   副主幹     菅   澄 子     議事係長    須 藤 正 博   調査係長    深 瀬   博  ―――――――――――――――――――― 〇議事日程第5号  平成8年3月25日(月)午後2時開議  第1 諸報告  第2 議第47号 山形市助役の選任について  第3 議第48号 山形市固定資産評価審査委員会委員の選任について  第4 議会案第2号 特別委員会の設置について  第5 議会案第3号 寒冷地手当の削減に反対し,現行制度の維持を求める意見書の提出           について  第6 議会案第4号 地方分権の実現を求める意見書の提出について  第7 議会案第5号 障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意見書           の提出について  第8 議会案第6号 最低保障年金制度の創設等を求める意見書の提出について  第9 議第9号 平成8年度山形市水道事業会計予算  第10 議第10号 平成8年度山形市立病院済生館事業会計予算  第11 議第33号 山形市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の全部改正について  第12 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算  第13 議第11号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計予算  第14 議第12号 平成8年度山形市老人保健医療事業会計予算  第15 議第13号 平成8年度山形市区画整理事業会計予算  第16 議第14号 平成8年度山形市財産区会計予算  第17 議第15号 平成8年度山形市公共下水道事業会計予算  第18 議第16号 平成8年度山形市交通災害共済事業会計予算  第19 議第17号 平成8年度山形市駐車場事業会計予算  第20 議第18号 平成8年度山形市市民保養所事業会計予算  第21 議第19号 平成8年度山形市中央卸売市場事業会計予算  第22 議第20号 平成8年度山形市小売市場事業会計予算  第23 議第21号 平成8年度山形市住宅団地造成事業会計予算  第24 議第22号 平成8年度山形市農業集落排水事業会計予算  第25 議第23号 町及び字の区域並びに名称の変更について(蔵王産業団地及び周辺地          区)  第26 議第24号 市道路線の認定について  第27 議第25号 市道路線の廃止について  第28 議第26号 市道路線の変更について  第29 議第27号 土地の取得について((仮称)長谷堂城跡公園整備事業用地)  第30 議第28号 土地の処分について(厚生年金山形くろさわ荘敷地)  第31 議第29号 工事請負契約の締結について(公営住宅(大森団地)第1・2種改築主          体工事)  第32 議第30号 山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の設定について  第33 議第31号 山形市福祉審議会条例の設定について  第34 議第32号 山形市総合計画審議会条例の廃止について  第35 議第34号 山形市公告式条例の一部改正について  第36 議第35号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正につ          いて  第37 議第36号 山形市部等設置条例の一部改正について  第38 議第37号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第39 議第38号 山形市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例          の一部改正について  第40 議第39号 山形市基金の設置,管理及び処分に関する条例の一部改正について  第41 議第40号 山形市市税条例の一部改正について  第42 議第41号 山形市手数料条例の一部改正について  第43 議第42号 山形市勤労者体育施設設置,管理及び使用に関する条例の一部改正に          ついて  第44 議第43号 山形市災害対策本部条例の一部改正について  第45 議第44号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  第46 議第45号 山形市児童遊園条例の一部改正について  第47 議第46号 山形市社会教育委員等に関する条例の一部改正について  第48 請  願15件  第49 閉会中の委員会活動について  ―――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第1 諸報告  日程第2 議第47号 山形市助役の選任について  日程第3 議第48号 山形市固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第4 議会案第2号 特別委員会の設置について  日程第5 議会案第3号 寒冷地手当の削減に反対し,現行制度の維持を求める意見書の             提出について  日程第6 議会案第4号 地方分権の実現を求める意見書の提出について  日程第7 議会案第5号 障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意             見書の提出について  日程第8 議会案第6号 最低保障年金制度の創設等を求める意見書の提出について  日程第9 議第9号 平成8年度山形市水道事業会計予算  日程第10 議第10号 平成8年度山形市立病院済生館事業会計予算  日程第11 議第33号 山形市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の全部改正について  日程第12 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算  日程第13 議第11号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計予算
     日程第14 議第12号 平成8年度山形市老人保健医療事業会計予算  日程第15 議第13号 平成8年度山形市区画整理事業会計予算  日程第16 議第14号 平成8年度山形市財産区会計予算  日程第17 議第15号 平成8年度山形市公共下水道事業会計予算  日程第18 議第16号 平成8年度山形市交通災害共済事業会計予算  日程第19 譲第17号 平成8年度山形市駐車場事業会計予算  日程第20 議第18号 平成8年度山形市市民保養所事業会計予算  日程第21 議第19号 平成8年度山形市中央卸売市場事業会計予算  日程第22 議第20号 平成8年度山形市小売市場事業会計予算  日程第23 議第21号 平成8年度山形市住宅団地造成事業会計予算  日程第24 議第22号 平成8年度山形市農業集落排水事業会計予算  日程第25 議第23号 町及び字の区域並びに名称の変更について(蔵王産業団地及び周            辺地区)  日程第26 議第24号 市道路線の認定について  日程第27 議第25号 市道路線の廃止について  日程第28 議第26号 市道路線の変更について  日程第29 議第27号 土地の取得について((仮称)長谷堂城跡公園整備事業用地)  日程第30 議第28号 土地の処分について(厚生年金山形くろさわ荘敷地)  日程第31議第29号 工事請負契約の締結について(公営住宅(大森団地)第1・2種改築           主体工事)  日程第32 議第30号 山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の設定について  日程第33 議第31号 山形市福祉審議会条例の設定について  日程第34 議第32号 山形市総合計画審議会条例の廃止について  日程第35 議第34号 山形市公告式条例の一部改正について  日程第36 議第35号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正            について  日程第37 議第36号 山形市部等設置条例の一部改正について  日程第38 議第37号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第39 議第38号 山形市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する            条例の一部改正について  日程第40 議第39号 山形市基金の設置,管理及び処分に関する条例の一部改正につい            て  日程第41 議第40号 山形市市税条例の一部改正について  日程第42 議第41号 山形市手数料条例の一部改正について  日程第43 議第42号 山形市勤労者体育施設設置,管理及び使用に関する条例の一部改            正について  日程第44 議第43号 山形市災害対策本部条例の一部改正について  日程第45 議第44号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  日程第46 議第45号 山形市児童遊園条例の一部改正について  日程第47 議第46号 山形市社会教育委員等に関する条例の一部改正について  日程第48 請  願15件  日程第49 閉会中の委員会活動について  日程追加 特別委員の選任について  日程追加 委員調査派遣の件  ――――――――――――――――――― ◎午後2時 開議 ○議長(大沢久君) これより本日の会議を開きます。  出席議員は定数に達しております。  本日の議事は,日程第5号をもって進めます。  ――――――――――――――――――― ◎諸報告 ○議長(大沢久君) 日程第1諸報告を行います。  既に配布いたしております文書のとおり,平成7年12月19日付で本市市道の暗渠蓋跳上がりによる車両損傷事故に係る損害賠償の額の決定について,また,平成7年12月19日付,平成8年2月2日付及び2月7日付で本市庁用自動車の加害に係る損害賠償の額の決定について,地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した旨,同条第2項の規定により報告されております。  以上で,報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎議第47号ほか1件 ○議長(大沢久君) 日程第2 議第47号から日程第3 議第48号の議案2件を一括上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。佐藤市長。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明    〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) ただいま上程されました議案につきましては,ご説明申し上げます。  議第47号山形市助役の選任については,本市助役の職が現在空席になっておりまので,新たに山口寿男氏を助役に選任するについて,ご同意をお願いしようとするものであり,議第48号山形市固定資産評価審査委員会委員の選任については,同委員会委員である荒井噴司委員が本日付けをもって辞任したことに伴い,新たに高橋一夫氏を委員に選任するについて,ご同意をお願いしようとするものであります。  以上でありますが,よろしくご審議のうえ,ご同意下さいますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案者の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  上程議案に対しご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。      動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議第47号及び議第42号の議案2件については会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議第47号及び議第48号の議案2件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――
    ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  日程第2 議第47号及び日程第3 議第48号の議案2件を一括して採決をいたします。  お諮りいたします。議題に供している議案2件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第2 議第47号及び日程第3議第48号の議案2件については,いずれも原案のとおり同意されました。  ――――――――――――――――――― ◎議会案第2号 ○議長(大沢久君) 日程第4 議会案第2号特別委員会の設置について上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。19番峯田豊太郎議員。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第2号)           特別委員会の設置について  山形市議会は,次のとおり特別委員会設置する。  平成8年3月25日提出                    提出議員  酒 井 靖 悦  同 峯 田 豊太郎                      同   高 橋 啓 介  同 石 沢 忠 八                      同   加 藤   孝  同 長 瀬 洋 男                      同   阿 部 喜之助  同 尾 形 源 八                      同   阿 部 豊三郎  同 深 瀬 悦 男           特別委員会の設置について 1 本市議会に,委員13人で構成する次の特別委員会を設置する。 (1)広域行政推進特別委員会   ① 中核市摘定に関すること   ② 3市2町の合併に関すること (2)地域振興整備特別委員会   ① 山形大学の統合に関すること   ② 高等教育機関の機能充実に関すること   ③ 山形ニュータウンの建設に関すること   ④ 企業立地促進に関すること   ⑤ 新都心地区の整備に関すること (3)交通網整備特別委員会   ① 都市計画に関すること   ② 高速自動車道の整備に関すること   ③ 交通道路網の整備に関すること   ④ 鉄道の立体化,複線化等の整備促進に関すること  2 以上の特別委員会は,議会において調査の終了を議決するまで継続して設置し,閉会中も活動する。    理 由  委員会条例第6条の規定により,特別委員会を設置しようとするものである。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明    〔19番 峯田豊太郎君 登壇〕 ○19番(峯田豊太郎君) ただ今,上程されました議会案第2号特別委員会の設置について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  平成8年度から「人いきいき豊かさ実感都市」の実現に向けてスタートを切り山形市新総合計画のもと,諸々の施策としての重点プロジェクトが実施されようとしております。  当市議会も,「人いきいき豊かさ実感都市」の実現を推進するために,特別委員会を設置して,積極的に取り組もうとするものであります。  まず初めに,広域行政推進特別委員会の設置でありますが,現在,地方分権の確立に対する要望が高まり,権限や財源を地方自治体に移管して,自立的,個性的な地方自治を実現することを目的に,地方分権推進法が制定されるなど,地方自治体を取り巻く環境は目覚ましく変わろうとしている中で,規模能力が比較的大きく,地域行政の充実を図り,住民の身近な行政を行えるよう事務権限の強化をするため,人口30万人以上,面積100k㎡以上などの用件を満たす都市に,政令都市なみの権限を委譲する中核市制度が注目されております。  今後は,50万都市構想を推進するためにも行財政基盤の強化を図り,中核市の指定を受け,地域の均衡ある発展などに配慮しながら,更に,活力と魅力ある都市づくりを進めることに併せて,市町村合併特例法を活用した,周辺2市2町の天童市,上山市,山辺町,中山町との合併問題は,緊急に対処すべき重要課題となっております。  これらの諸課題の調査,研究をするために,委員13名で構成する広域行政推進特別委員会を設置しようとするものであります。  次に,地域振興整備特別委員会の設置でありますが,地域振興の一方策として,新しい時代を支える専門人材の育成,知的資源を活かして,地域の産業,文化を発展させるにも山形大学の総合大学としての総合整備,機能充実や,同じく東北芸術工科大学の機能充実の促進,支援など,高等教育機関の機能高度化や新たな高等教育機関の立地誘導も必要と思われます。  また,人口の定着や流入を促進するため,低廉で水準の高い住宅や宅地の供給が重要であり,21世紀の居住環境のモデルと期待される山形ニュータウンの整備,促進も待たれると同時に,新たに雇用の場を確保するため,蔵王産業団地頭脳立地業務団地への優良企業の誘致に向けて邁進しなければなりません。  更に,山形駅周辺地区は,山形市のみならず,山形県の表玄関の「顔」として,ふさわしい土地利用や整備が求められており,駅西地区の土地区画整理事業などによる整備と合わせて,駅東地区についても中心市街地の活性化を目指し,土地の高度利用など,市の均衡ある発展を目指さなければなりません。  これらの諸課題を調査,研究するため,委員13名で構成する地域振興整備特別委員会を設置しようとするものである。  最後に,交通網整備特別委員会の設置でありますが,山形市は,県都としてばかりでなく,地方中核都市として,広域都市圏の一体的発展を促進するために,道路の整備を促進し交流を拡大していくとともに,広域的に開かれた交流の場としての多様な機能の充実が求められております。このような観点からも,交通網の整備,促進は最重要課題のひとつであります。東北横断自動道酒田線全線早期完成と,高速交通ネットワークを形成するために,東北中央自動車道の早期着工がどうしても必要となっております。また,それに伴って高速自動車道からの中心市街地への交通アクセスとなる都市環状道路をはじめとする都市計画道路の整備,促進も不可欠なものとなっております。  一方,山形新幹線の開通は,首都圏との交流拡大に大きな成果をあげておりますが,広域都市圏の形成や地域間の交流,連携機能の拡充を目指して鉄道在来線の複線化を促進するとともにJR奥羽本線をはさむ東西の市街地の空間的連続性,一体性を高めるため,JR奥羽本線連続立体交差についても,真剣に検討を進める必要があります。  これらの諸課題を調査,研究するため,委員13名で構成する交通網整備特別委員会を設置しようとするものであります。  以上で,提案理由の説明を終わりますが,ご賛同賜りますように,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。上程議案に対しご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第2号については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  日程第4 議会案第2号について採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議会案第2号を,原案のとおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第4 議会案第2号は原案のとおり可決されました。  この際,お諮りいたします。ただいま議会案第2号 特別委員会の設置についてが可決されたことに伴い,特別委員を選任する必要を認めます。  この際,特別委員の選任についてを日程に追加し,直ちに議題といたします。  これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,特別委員の選任についてを議題といたします。  ――――――――――――――――――― ◎日程追加 特別委員の選任について ○議長(大沢久君) お諮りいたします。  特別委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,お手元に配布いたしております特別委員名簿のとおり,議長において指名いたしたいと思います。   ~~~~~~~~~~~~~~      特別委員会委員名簿 広域行政推進特別委員(13名)   渡 辺 弥寿雄   渡 辺 ゆり子   長 瀬 洋 男   会 田 邦 夫   佐 藤   稔   深 瀬 悦 男   斎 藤 淳 一   高 橋 民 夫   峯 田 豊太郎   枝 松 昭 雄   浅 野 泰 孳   加 藤   正   中 村 幸 雄 地域振興整備特別委員(13名)   鈴 木 善太郎   加 藤 賢 一   豊 川 和 弘   荒 井   啓   高 橋 伸 行   阿 部 喜之助   高 橋 嘉一郎   佐 藤 義 久   酒 井 靖 悦   佐 竹 盛 夫   小野寺   建   尾 形 源 二   渡 辺 秀 夫 交通網整備特別委員(13名)   石 澤 秀 夫   高 橋 啓 介   石 沢 忠 八   高 橋   博   金 峰 聡 和   澤 渡 和 郎   加 藤   孝   竹 田 和 義   佐 貫 宏 一   阿 部 豊三郎   武 田 一 夫   渡 辺 卓 弥   宝 沢 啓 輝   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大沢久君) これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって特別委員については,ただいま指名をいたしましたとおり,それぞれ選任することに決しました。  この際,特別委員会を開催し,正副委員長の互選を行う必要がありますので,暫時休憩いたします。      午後2時14分 休 憩  ―――――――――――――――――――      午後2時45分 再 開 ○議長(大沢久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際,休憩中に開催された特別委員会において,互選されました正副委員長を事務局長から報告させます。 ○事務局長(金田春雄君) ご報告申し上げます。  広域行政推進特別委員会   委員長 峯田豊太郎議員   副委員長 渡辺弥寿雄議員  地域振興整備特別委員会   委員長 小野寺建議員   副委員長 加藤賢一議員  交通網整備特別委員会   委員長 武田一夫議員   副委員長 金峰聡和議員  以上でございます。  ――――――――――――――――――― ◎議会案第3号ほか3件 ○議長(大沢久君) 日程第5 議会案第3号から日程第8 議会案第6号までの議会案4件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第3号)      寒冷地手当の削減に反対し,現行制度の維持を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,寒冷地手当の削減に反対し,現行制度の維持を求める意見書を提出する。  平成8年3月25日提出                    提出議員  佐 藤 義 久   同 鈴 木 善太郎                       同  澤 渡 和 郎   同 渡 辺 弥寿雄                       同  高 橋 民 夫   同 斎 藤 淳 一                       同  阿 部 喜之助   同 佐 藤   稔                       同  渡 辺 卓 弥         寒冷地手当の削減に反対し,現行制度の維持を求める意見書  厳しい冬の生活を余儀なくされている本市のような寒冷積雪地においては,無雪・温暖地とは生活の質に大きな違いがある。本市財政のうえでも,生活道路の確保などの除雪費はもちろん,道路や建築物の設計から維持管理まで多大な負担を強いられているのが現状である。また,市民生活においても,除排雪の費用をはじめ光熱費や自家用車のタイヤなど寒冷積雪地特有の様々な出費があり,その額は年々増加する傾向にある。このような寒冷積雪地特有の財政負担あるいは出費に対して,現在の国の対応はいまだ不十分と言わざるを得ない。  こうした中,人事院は1995年の人事院勧告の中で,寒冷地手当の支給水準及び支給方法について見直すことを明らかにした。  この寒冷地手当の見直しが行われ,級地区分の引き下げ等が実施されれば,地方交付税にも影響が及ぶものと懸念され,単なる公務員の労働条件の問題に止まらず,地方自治体の財政や地域経済に影響を与える重大な問題となる。  よって政府は,寒冷地手当の見直しを取りやめ,現行制度を維持し,支給水準等の引き下げを行わないよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                               山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  自治大臣  │  総務庁長官 │あて  人事院総裁 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第4号)           地方分権の実現を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,地方分権の実現を求める意見書を提出する。  平成8年3月25日提出                提出議員  佐 藤 義 久  同 鈴 木 善太郎                  同   澤 渡 和 郎  同 渡 辺 弥寿雄                  同   高 橋 民 夫  同 斎 藤 淳 一                  同   阿 部 菩之助  同 佐 藤   稔                  同   渡 辺 卓 弥
              地方分権の実現を求める意見書  昨年5月,永年にわたる地方公共団体の強い念願であった地方分権推進法が成立し,7月には同法に基づき,政府が作成する地方分権推進計画について具体的な指針を勧告する地方分権推進委員会が発足している。  地方分権推進委員会は,地域づくり部会,くらしづくり部会を設け,多様な行政課題について精力的な検討審議を行い,昨年12月末には「機関委任事務制度を廃止した場合の従前の機関委任事務の取り扱いについて(検討試案)」をとりまとめ,また,先日,その具体策を示した中間報告が地域づくり部会とくらしづくり部会の二つの専門部会から,地方分権推進委員会に提出された。地方分権推進委員会は,3月末にその専門部会の中間報告を基に,制度的課題をまとめた中間報告を政府に提出し,遅くとも本年中に政府に具体的な指針勧告をする予定である。  よって政府は,その勧告を受けた際は,地方公共団体の総意を踏まえた地方分権の実現について明確な判断と方向を示し,速やかに実効性のある地方分権推進計画を作成し,その計画に基づく施策を実施されるよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                               山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  自治大臣  │あて  総務庁長官 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第5号)      障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意見書を提出する。  平成8年3月25日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                      同   石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                      同   渡 辺 ゆり子  同 竹 田 和 義                      同   峯 田 豊太郎  同 武 田 一 夫                      同   加 藤   正  同 宝 沢 啓 輝        障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意見書  小規模作業所は,全国的に増え続け,障害をもつ人々,とりわけ重度・重複障害者や精神障害者の地域生活を支えるうえで欠かすことのできないものとなっている。  しかし,この小規模作業所は,法定外事業であるため不安定な運営を余儀なくされ,地方自治体による補助金制度によってその運営を支えているのが現状である。  ところが,小規模作業所に対する国庫補助金制度は,平成8年度では1カ所当たり年額110万円にとどまると予想され,特定団体を窓口とした交付方法であるため,全ての小規模作業所を対象に交付されていない。また,都道府県,政令指定都市,市町村の補助制度は,地方自治体によって大きな格差が生じており,同規模の作業所をみても大きな格差がある状況である。  よって政府は,小規模作業所に対する国の補助金制度については,現行の障害別制度を一本化し,補助額の大幅な引き上げ,ならびに都道府県,政令指定都市,市町村を通じて全ての小規模作業所に交付するなどの面で改善するよう要望するものである。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                               山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │  厚生大臣  │あて  自治大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第6号)         最低保障年金制度の創設等を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,最低保障年金制度の創設等を求める意見書を提出する。  平成8年3月25日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                      同   石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                      同   渡 辺 ゆり子  同 竹 田 和 義                      同   峯 田 豊太郎  同 武 田 一 夫                      同   加 藤   正  同 宝 沢 啓 輝           最低保障年金制度の創設等を求める意見書  政府は,定年制の延長など雇用の保障もないまま,厚生年金・共済年金などの支給開始を65歳に引き上げるなどの改正が行われようとしているが,国会では,基礎年金の国庫負担の割合について2分の1を目途に引き上げるような附帯決議がなされている。  国民年金の加入者の中には保険料が高いために納められない方も多く,国民皆年金といわれている中で,深刻な事態にある。また,65歳まで待てずに繰り上げ支給を受けざるを得ないという事情もあって,老齢年金受給者の6割近くの人は,月額3万円程度にすぎない状況にある。  このような事態を解決して,すべての国民が安心して老後を送ることが出来るようにするためには,公的年金制度を抜本的に改革する必要がある。  よって政府は,次の措置を講じられるよう要望する。                記 1. 全額国庫負担で「最低保障年金制度」を創設し,無年金者や定額の年金者をなくすこと。 2. 「最低保障年金制度」が創設されるまでの間,現在の国民年金(基礎年金)に対する国庫負担を大幅に増額し,できるだけ早く全額とすること。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                               山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │あて  厚生大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 ○議長(大沢久君) 議会案第3号及び議会案第4号の2件について,7番 鈴木善太郎議員。    〔7番 鈴木善太郎君 登壇〕 ○7番(鈴木善太郎君) ただ今上程されました議会案第3号及び議会案第4号の意見書2件について提案者を代表して,提案理由を申し上げます。  最初に議会案第3号寒冷地手当の削減に対し,現行制度の維持を求める意見書について申し上げます。  人事院は,1995年の人事院勧告にあたって,その報告で,「寒冷地手当の支給水準及び支給方法について見直す」ことを明らかにしております。  厳しい冬の生活を余儀なくされている寒冷績雪地においては,無雪・温暖地にはない,様々な出費が必要であり,本市財政のうえでも,除雪費はもちろん,橋りょうを含めた道路や建築物の設計から維持管理に寒冷積雪地ならではの多大な経費負担を強いられております。特に,今年度は,本市でも豪雪対策本部を設置し様々な対策を講じております。また,市民生活においても,除排雪の費用をはじめ,暖房効果を高めるための住宅建築や光熱費,更に自家用車のスタッドレス・タイヤや衣類まで様々な出費が必要であり,その額は年々増加する傾向にあります。しかし,これら寒冷積雪地特有の財政負担,あるいは出費に対して,現在の国の対応はいまだ不十分と言わざるを得ません。  また,この寒冷地手当の見直しが行われ,級地区分の引き下げ等が実施されれば,地方交付税などの国からの各種助成金にも影響が及ぶものと懸念され,単なる公務員の労働条件の問題に止まらず,地方自治体の財政や地域経済に与える影響は,はかり知れません。  したがいまして,政府に対し,お手元に配付しております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  次に議会案第4号地方分権の実現を求める意見書について,提案理由を申し上げます。  昨年5月,永年にわたる地方公共団体の強い念願であった地方分権推進法が成立し,同法に基づき,昨年7月に設立された地方分権推進委員会において,政府の作成する地方分権推進計画の具体的な指針の勧告を本年中に行うべく,審議が進められております。  また,県レベルでは,昨年12月に県と本市を含む16市町村職員による共同研究会が組織されており,本市としても,地方分権を推進する調査検討組織を発足させるべく準備を進めております。  こうした中,地方分権推進委員会では,機関委任事務の廃止に向けた検討試案を昨年末に発表し,さらに先日,地域づくり部会及びくらしづくり部会の2つの専門部会から,その具体策を示した中間報告が提出されました。この中間報告では,住民に身近なまちづくりや福祉,教育など24項目についてかなり思い切った改革案が盛り込まれております。  これに対して,地方6団体としては,「基本的に評価できる」ものと受けとめられておりますが,事務に必要な財源措置は十分ではなく,更に,総論はともかく,各論の分野では既得権を守ろうとする中央省庁の抵抗も考えられます。  したがいまして,地方公共団体の総意を踏まえた地方分権の実現を求めるために,お手元に配付しております文書のとおり,政府に対し意見書を提出しようとするものであります。  以上で,提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 議会案第5号及び議会案第6号の2件について,2番 高橋啓介議員。    〔2番 高橋啓介君 登壇〕 ○2番(高橋啓介君) ただいま上程されました議会案第5号並びに議会案第6号の2件について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  最初に,議会案第5号障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充を求める意見書について申し上げます。  今日,障害者の社会参加が急速に増え続けている一方,それに伴う社会資本の整備が,いまだ十分な状況にありません。その中で特に,重度,重複障害者や精神障害者の働く場の・確保は大変厳しい環境にあり,社会の受け入れ体制が確立していない現状の中で,働く喜びと社会参加を目的に障害者とその方々を支える人々の努力によって小規模作業が設置をされ,運営されてきました。しかし,この小規模作業所は法定外事業であるため,恒常的補助が受けられず,その大半を地方自治体の補助金制度で補完をしている状況にあります。  確かに,国においても,今後「障害者プラン・ノーマライゼーション7カ年戦略」の中で,助成措置の充実を図る方向性がしめされて来ておりますが,見直し作業に一定の期間を要することはいうまでもありません。  そこで,現行の補助制度を改正し,補助額の大幅な引き上げと並びに身体障害者及び精神障害者の制度の一本化を図り加えて,全ての小規模作業所に対し,助成を図ることが人にやさしい政治のあり方であると考えます。  よって,政府に対して身体障害者や精神障害者が安心して社会参加出来る環境づくりを行うことが急務であり,その改善がなされるよう,お手元に配布いたしました文書のとおり意見書を提出しようとするものであります。  続きまして,議会案第6号最低保障年金制度の創設等を求める意見書について申し上げます。  本格的な高齢化社会を迎え,老後の生活安定を図るうえで,公的年金は非常に重要なものといえます。そのような中で,この間年金財源を理由として,大きな変革が行われてきました。その第1点が支給年齢の繰り下げによる60歳から65歳支給,第2点目として,職域年金の統合による財源の一体化,更には,20歳以上の学生の強制加入並びに国民年金基金の創設等々があげられます。特に,受給年齢の65歳支給を考えた場合,公的機関も去ることながら民間の企業にあっても65歳定年制をとっている所はほとんど皆無の現状にあります。また一方,国民皆年金の中で保険料が高いため本市にあっても7,000人を越える方々が免除されており,もし,その方々が年金を受給されるにしても1/3の年金しか保障されず,ましてや60歳で受けるとなれば更に42%の減額となってしまい,月1万円足らずしか受給されない、実態にあります。これでは,憲法で保障されている健康で文化的な生活は維持されず,まさに生存権が脅かされてると言っても過言ではないといえます。  相互扶助を目的に公的年金が創設されていることを踏まえれば,国の責任で「最低保障年金制度」を創設し,無年金者や低額年金者をなくすことが,豊かな老後を保障するものと考えるところであります。従いまして,お手元に配布しました文案のとおり,最低保障年金制度の創設と国民年金に対する国庫負担の大幅増額を求める意見書を政府に提出するものであります。  以上で提案理由を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  上程議案に対しご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――
    ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第3号から議会案第6号までの議会案4件については,会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第3号から議会案第6号までの議会案4件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入りますが,討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  日程第5 議会案第3号から日程第8 議会案第6号までの議会案4件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議会案4件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案4件は,いずれも原案のとおり可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎議第9号ほか38件,請願15件 ○議長(大沢久君) 日程第9 議第9号から日程第47 議第46号までの議案39件,日程第48 請願15件を,一括して議題といたします。  ――――――――――――――――――― ◎委員長報告 ○議長(大沢久君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務委員長報告 ○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。  〔総務委員長 22番 佐藤義久君 登壇〕 ○22番(佐藤義久君) 総務委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  最初に,議第37号山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,消防団の報酬は少ないのではないのか。どういう根拠にもとづき報酬を改定したのか,との質疑があり,当局から,今回の非常勤特別職の職員の報酬改定の平均アップ率は2.47%であるが,消防団員についてのアップ率は4.26%となり,職員や市議会議員等のアップ率を勘案し,改定したものである,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に議第39号山形市基金の設置,管理及び、処分に関する条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。  委員から,ドーム型競技場の規模はどのくらいを予定しているのか,との質疑があり,当局から,ドーム型競技場の規模・場所等については,これから検討していきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  議第28号土地の処分について(厚生年金山形くろさわ荘敷地),議第30号山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の制定について,議第32号山形市総合計画審議会条例の廃止について,議第34号山形市公告式条例の一部改正について,議第36号山形市部等設置条例の一部改正について,議第38号山形市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について,議第40号山形市市税条例の十部改正について,議第43号山形市災害対策本部条例の一部改正については,いずれも当局の説明を了承し,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。請願第1号寒冷地手当見直しに関することについて,及び請願第8号寒冷地手当について現行制度(支給水準など)を維持することについては,いずれも願意妥当と認め採択すべきものと決しました。  また,請願第2号定住外国人に対する地方選挙への参政権に関することについて,及び請願第7号消費税の税率引き上げをやめ,廃止を求めることについて,請願第5号住専の不良債権処理問題に監視,その原因究明と公的資金の投入をしないことについて,ほか,住専問題に関する請願第6号,第9号,第10号,第11号,第12号について,更に,継続中の請願第4号戦後50年にあたり戦争の反省,謝罪と不戦の決意の国会決議を求めることについては,いずれも,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおり,ご賛同賜りますようお願いいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎厚生委員長報告 ○議長(大沢久君) 厚生委員長16番 荒井啓議員。  〔厚生委員長16番 荒井啓君 登壇〕 ○16番(荒井啓君) 厚生委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  最初に,議第31号山形市福祉審議会条例の設定についての主な質疑を申し上げますと,委員から,福祉審議会の委員は,従来の高齢化社会対策審議会の委員が,そのまま横滑りするのか,との質疑があり,当局から,より幅広い福祉・医療関係の専門家で構成したいと考えている,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第33号山形市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の全部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,条例に違反した場合,条例により勧告してもだめな時は,どのように対応するのか,との質疑があり,当局から,罰則は国の廃掃法や軽犯罪法とで対応していく,との答弁がありました。  次に,委員から,容器包装廃棄物の再資源化についてを盛りこんでいるが,どのような容器が予想されるのか,との質疑があり,当局から,国の実施計画では,一次対象品目として,アルミ缶,スチール缶,びん,紙パック,ペットボトルが対象になる。山形市はすでにアルミ缶,スチール缶,びんはリサイクルセンターで再資源化している。残りの牛乳パックやペットボトルについては,スーパー等の回収方式もあり,現在の制度を尊重し,今後検討していく,との答弁がありました。  次に,委員から,粗大ごみが有料化になれば集積所に粗大ごみが出され町内会が困ってくる。このような場合は行政で対応していくのか,との質疑あり,当局から,条例で集積所の設置・管理は町内会で行う事を原則にしている。しかし,町内会で対応しきれない場合は行政でも積極的に参加し適正な処置をしていく,との答弁がありました。  次に,委員から,不法投棄された場合の処理はどのような対応をするのか,との質疑があり,当局から,不法投棄の取り締まりは現行犯が原則だし,証拠品もなかなか見つけられないのが現状であるが,見つけた時は警察へ連絡のうえ,しかるべき対応をしていく。また,不法投棄を未然に防止するために,清掃パトロールの強化を図るとともに,更に,不法当期に対する意識の啓発を図るとともに,更に不法投棄に対する意識の啓発を図っていく。そして,各産業の業界へも申し入れを行っていく,との答弁がありました。  最後に,一委員から,今回の条例の趣旨には,リサイクル精神,それぞれの責任をのための有料化は市民の負担が増える。市民にとっては納得できないので,この条例案には反対である,との発言がありました。  大要以上の後,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に,議第42号山形市勤労者体育施設設置管理及び使用に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,運営委員には女性にも委嘱するのか,との質疑があり,当局から,施設利用者団体役員には女性団体の方々もいるので,委員として入るこ.とが予想される,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第23号町及び字の区域並びに名称の変更について(蔵王産業団地及び周辺地),議第44号山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について,議第45号山形市児童遊園条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。  請願第4号障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の拡充について,継続請願第6号最低補償年金制度創設等を求める国への意見書の提出については,いずれも願意妥当と認め採択すべきものと決しました。  請願第3号国民の期待にこたえる介護補償の確立と周の予算増額をもとめることについては,更に調査・研究する必要があることから,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願いいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎産業文教委員長報告 ○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番 会田邦夫議員。  〔産業文教委員長 29番 会田邦夫君 登壇〕 ○29番(会田邦夫君) 産業文教委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議第35号山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正について,並びに議第46号山形市社会教育委員等に関する条例の一部改正について2議案は,住居表示等の実施や千歳公民館の移転改築に伴い,いずれも住所に係る規定の整備をしようとするものであり,それぞれ当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,継続中の,請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書提出については,今後更に調査研究する必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎建設委員長報告 ○議長(大沢久君) 建設委員長17番 長瀬洋男議員。  〔建設委員長 17番 長瀬洋男君 登壇〕 ○17番(長瀬洋男君) 建設委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  最初に議第24号市道路線の認定について,議第25号市道路線の廃止について,及び議第26号市道路線の変更については,いずれも市道に係る議案であり,一括して審査を行いました。  主な質疑を申し上げますと,まず委員から,須川河川の堤防を認定する予定であるが,河川管理者からそれについての条件があったのか,との質疑があり,当局から条件はなかった,との答弁がありました。  大要以上の後,議第24号から議第26号までの議案3件については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第27号土地の取得について((仮称)長谷堂城跡公園整備事業用地)についての主な質疑を申し上げます。  まず,委員から,買収する土地の単価はどのくらいか,との質疑があり,当局から,12.5haのうち山林が93%含めており,山林の基準単価が1㎡あたり1,100円であり,残りの畑については1㎡あたり1,210円となっている,との答弁がありました。
     次に,委員から,どういう開発をし,完成はいつになるのか,との質疑があり,当局から,歴史広場や散策路を設け,歴史公園として,平成16年度までに整備していく,との答弁がありました。  次に,委員から,文化庁からの補助金は受けているのか,との質疑があり,当局から,文化庁からの補助金については,国の指定を受ける必要があり,現時点では補助は受けられない,との答弁がありました。  次に委員から,出城として貴重な城なので,文化庁の指定を受ける努力をしたのか,との質疑があり,当局から,ある程度整備された時点で,県と協議・検討していく,との答弁がありました。  次に,委員から,長谷堂城跡公園については買収も含め,いつ頃から検討されてきたのか,との質疑があり,当局から,昭和62年度に基本構想を出し,昭和63年度に基本計画策定。平成元年度から2年度で基本設計。平成3~5年度まで用地測量。平成6年度で立木調査。そして,平成7年度から16年度に債務負担行為で土地開発公社から買収していく,との答弁がありました。  次に,委員から,地区からの要望に基づいて検討したというが,山形市全体の歴史をどのように保存していくかという,市からの発想ではなかったのか,との質疑があり,当局から,市としても歴史公園として残すことの重要性を認識して進めてきた,との答弁がありました。  次に,委員から,買収予定地で飛地になっているところがあるが,なぜ飛地も買収するのか,との質疑があり,当局から,外堀跡として残っている所であり,駐車場として城山と一体的な整備を進めていく,との答弁がありました。  次に,委員から,頂上付近に札所があるが,駐車場設置について,宗教上の問題が出てくることはないか,との質疑があり,当局から,その点については,十分配慮して進めていく,との答弁がありました。  次に,委員から,買収した土地を,神社はそのまま使うことになるのか,との質疑があり,当局から境内地の部分については買収しない。また,管地道についても買収しないで,神社までの道路として,現在のまま利用するものである,との答弁がありました。  これらの質疑応答の後に,審査の必要から,長谷堂城跡の現場視察を行い,更に慎重な質疑を行いました。  まず委員から,1㎡あたり1,100円というのは立木補償については含まれているのか,との質疑があり,当局から,用地についての、みであり,立木補償費は別である,との答弁がありました。  次に,委員から,1㎡あたり1,100円は高いのではないか,との質疑があり,当局から,実際の買収にあたっては,鑑定評価を参考にしながら,適正な価格を設定している,との答弁がありました。  次に,委員から,買収について土地開発公社は契約まで行っているのか,との質疑があり,当局から,地権者とは去年の11月から話し合いをしており,おおむね契約寸前までいっている,との答弁がありました。  最後に,当局から,用地取得が伴うプロジェクトは全庁的にあるので,さまざまな形で話しかけていきたいとの発言がありました。  大要以上の後,議第27号土地の取得については全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に議第29号工事請負契約の締結について(公営住宅(大森住宅)第1・2種改築主体工事)については,当局の説明を了承し,全員異議なく同意すべきものと決しました。  最後に,議第41号山形市手数料条例の一部改正について,主な質疑を申し上げますと,委員から,団地内の業務と異なる建物を建てる場合に該当するものか,との質疑があり,当局から,特別業務地区内に建築できる建築物以外のものに係る建築許可申請手数料である,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおり,ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎予算委員長報告 ○議長(大沢久君) 次に,予算委員長 20番 阿部喜之助議員。 〔予算委員長 20番 阿部喜之助君 登壇〕 ○20番(阿部喜之助君) 予算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第8号から議第22号までの新年度予算15件であります。  まず,委員会は3月8日に開会し,新年度予算15件について,当局から大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主なものを申し上げますと, 1. 東ソーから寄附のあった土地に関しての財産管理手続きについて 1. 東ソーから寄附のあった土地の利用について 1. 住専問題から想定される市税収入の減と新年度予算への影響について 1. 減反政策について 1. サクランボの雨よけ施設に対する補助について 1. スポーツ医科学研究会・蔵王診療所の現状と今後の運営について 1. 民間駐車場との共通券システムの導入について 1. 済生館における,薬害エイズとの係わりについて 1. 三の丸跡の復元について 1. 公衆トイレの設置と管理について 1. いじめ問題・不登校に対する対応策について などでありましたが,これらの質疑に対し,それぞれ当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託いたしました。  次に,委員会は3月21日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,最初に議第9号及び議第10号の議案2件について,一括して採決した結果,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議第8号及び,議第11号から議第22号までの議案13件について一括して採決した結果,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上でご報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で各委員長の報告は終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより,質疑に入ります。  ただいまの委員長の報告に対し,ご質疑ありませんか。21番 高橋嘉一郎議員。 ○21番(高橋嘉一郎君) 総務委員長にお伺いしたいわけですが,住専への国民の税金を使うなと,このような請願が多数出されておるという,これに対して継続という,そのような報告があった。住専への国民の税金を使うなという請願は,何件あったか,その点をひとつお伺いしたい。  それから,山新の3月17日付けのトップ記事でありますけれど,住専処理に税金投入反対が89%という全国世論調査が出ている。しかも,このうち84%が衆議院選挙投票に考慮,こういう見出しなんだね。住専に国民の税金を使うという点では,非常に国民が疑問をもっている。使うべきでない,こういう声が圧倒的に多い。そういう中で,国会も混乱しているわけですけれども,山形市の議会でこの請願にどのように答えるか,これは重要な課題であったと思うわけだね。それを,継続審議にしたっていう点では,どのような審議経過があったのか,その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(大沢久君) 22番 総務委員長 佐藤義久議員。 ○22番(佐藤義久君) ただ今の質問についてでありますが,住専問題に関する請願は,総務委員会に総計6件でありました。審査の経過でありますが,まず,2月16日の臨時議会におきまして,同趣旨の意見書が議会の総意として出されたということが,前回にあります。  ただ,今回の場合は一部同種同一と言い切れない部分がある。と申しますのは,前回の意見書の中で徹底究明をすること,究明されるまで予算の執行をしないこと,という文面がありました。今回の請願の中では,予算の中から住専問題の予算を削除すること,あるいは公的資金を導入しないこととありましたので,同種でもあるけれども同一ではないということで慎重な審査に入りました。  しかし,今,申し上げたように全体の慎重な審議の中で継続をして,尚,調査・研究をすべきだという意見になったことであります。  尚,国民市民の皆さん方の公的資金を導入しないということについては,十分考慮しながら前回の2月16日の同趣旨の意見書の中で,市議会の総意として出されたもので,十分答えているものと思っております。以上です。 ○議長(大沢久君) 21番 高橋嘉一郎議員。 ○21番(高橋嘉一郎君) 2月16日の臨時議会での意見書採択にあたっては,日本共産党議員団は問題がある。了とする面もこれは徹底審議については了とするという,こういうこともあったわけですけども,内容について,住専は母体行の子会社なんだ,母体行が全面的に責任を負うべきだという,こういう点での内容ね,あと農協も責任があるという点で,同一視した内容であったというふうな。  尚,こういう点でこれは適切な意見書ではないっていうなことで反対したわけでありますけれども。やはり,この間の意見書の中には国民の税金を使うなというふうな点でも明確でなかった。その点が今度の請願の内容は私見ておるんでわけでありますけれども,国民の税金を使うなというふうな,こういう意の請願であった。それから,世論調査でもこのように出ている,こういう点でね,やっぱり市の議会は明確な態度をとる必要があったのではないか,こういう点でね継続審議というのは私としては,これは非常に残念だと,こういうことを申し上げておきます。 ○議長(大沢久君) ほかにご質疑ございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので,これを許します。11番 渡辺ゆり子議員。    〔11番 渡辺ゆり子君 登壇〕 ○11番(渡辺ゆり子君) 新年度の予算を決める3月定例市議会にあたり,容認できない3議案について市民の方々の声を代弁し日本共産党市議団を代表して反対討論をいたします。  まず,第9号平成8年度山形市水道事業会計予算,第10号平成8年産山形市立病院済生館事業会計予算についてです。いずれも,水道・医療などくらしに欠かせない基本的な役割を果たしている企業会計ですが,国の税制の下で消費税が上乗せされています。消費税導入時には,低所得者に負担の重い税制である事,生活必需品すべてに税金がかかり赤ちゃんからお年寄りまで影響を受けることなどが指摘され論議をよびました。導入後7年たった現在もその現実は変わっていません。しかも,高齢化対策のため,減税のためという導入理由が,破綻していることは事実が証明しています。消費税のうち高齢化対策に使われたのは約4%,減税の恩恵を受けたのはお金持ちで,9割前後の庶民が差し引き増税でした。また,中小業者の中には「お客さんから消費税は取れない」と自腹を切っている方も多くいます。慣れるどころか消費税廃止をの声が広く根強くあります。そして,特に最近市民の方々や国民の間に批判が多いのは,税金の使われ方です。住専の不良債権処理の6,850億円税金投入,これは実に山形県の一般会計予算に匹敵する額です。また,沖縄を初めとする米軍基地への思いやり予算などに対し「認められない」と反対の声が広がっています。「なぜ阪神大震災の被災者の方々の救済も十分にせずに,大銀行を助ける住専処理たぉ金を出すのか」という声が市民・国民の率直な疑問なのです。  しかし,政府はすでに一昨年に,97年から税負担を更に重くする消費税率5%実施を決めており,今年の秋にはその税率5%を更に超える見直しがされるのではないかと懸念されています。「税率アップ反対,消費税は廃止を,当面生活必需品非課税を」の市民の願いがますます強まっています。山形市は,これまで金沢市長,佐藤市長と消費税には明確に反対の態度を取り,市の一般会計の使用料,手数料に上乗せをしない立場を堅持してきました。市民の期待に応えたものとして高く評価するとともに,この立場を貫くよう強く主張するものです。そして,生活に欠くことのできない水道や病院の企業会計に上乗せされている消費税について,強く反対をいたします。消費税は,住民ばかりでなく自治体の財政をも圧迫します。まして税率引き上げなどもってのほかです。政府は,当面ただちに引き上げを撤回し,消費税を廃止すべきであり,山形市としても,市民生活を守る立場で国に対処していくよう重ねて主張するものです。  また「税金を住専の不良債権処理に投入するな,予算から削除せよ」の市民の方々の声は,多数となっており,請願が継続審議となった事は非常に遺憾である事を述べておきます。  次に議第33号山形市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の全部改正について述べてます。  この条例は,近年,特に指摘されている,ごみの抑制,リサイクル,ごみ減量の促進を図る施策を実施していくうえで土台となる役割を果たすものと期待されます。市と事業者・市民の責務を明確にした点,昨年制定された「容器包装リサイクル法」による計画策定など,積極的姿勢がうかがえます。しかし第33条の粗大ごみ有料化の規定は容認できるものではありません。内容は市民が1枚500円の証紙を購入し2,000円を限度として粗大ごみにはり,収集してもらうという仕組みです。使いすて時代といわれる昨今,確かに消費者である市民に物を大切に使う意識を持ってもらう事も大事ですが,製造メーカーも長持ちする良い物をつくり,修理や回収のルートを確立させる責任をもっています。山形市の粗大ごみの多いものは,テレビ,冷蔵庫などの電気製品です。電気業界の実態は買い換えについては引き取るよう協定しているが,それ以外は明確にされておりません。国も,昨年やっと容器包装については法制化しましたが,それ以外や電気製品については,いまだに法整備されていません。現段階で粗大ごみを有料化する事は結局,自治体と住民に処理と費用の負担を重くするのを認めてしまう事です。  現在の日本のごみ行政の欠陥は,商品の製造,販売,流通の過程で大手メーカーが責任を果たさず末端の消費者と自治体にはん雑なごみ処理とその費用負担を押しつけているところにあります。この現状を改善していくために事業者責任を盛り込んだ法整備や,自治体の条例も準備される方向になっており,本条例制定の理由でもあります。しかし,実施のうえでは,いまだ家電メーカー,その他の製造,販売上の回収,引きとりの責任は明確にされておらず,こういう段階での粗大ごみ有料化は,条例の趣旨にも反することです。  また,不法投棄が増える心配も,多く出されています。現在でも苦労しているごみ集積所の維持が更に大変になるのではないかという不安があります。  更に,自治体の増大するごみ処理の費用は,粗大ごみも含めてこれまでも税金で納税者である市民が負担してきたのです。殊更に,粗大ごみ有料化して市民負担を増大させるより先に,もっと全体として国も,自治体も,大きな責任のあるメーカーや事業者を含めたごみ処理や費用負担のあり方を検討すべきではないでしょうか。  いずれにせよ,条例の趣旨にあるようにごみ処理は,市民,行政,事業者が一体となって取り組むべき課題であり,実施の段階でも,末端の市民の重い処理負担が早急に解消されるような態勢が整備されるよう願い,粗大ごみの有料化には反対をするものです。  以上,議第9号,10号,33号の3議案についての反対討論を終わります。 ○議長(大沢久君) これをもって,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決をいたします。  最初に,議題に供している日程第9 議第 9号から日程第11議第33号までの議案3件について一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案3件を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第9 議第9号から日程第11 議第33号までの議案3件については,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,日程第12 議第8号から日程第47 議第46号までの議案36件及び日程第48請願15件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案36件及び,請願15件を,各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第12 議第8号から日程第47 議第46号までの議案36件は,いずれも原案のとおり,可決及びに同意。日程第48 請願15件は,委員長報告のとおり決しました。  ――――――――――――――――――― ◎閉会中の委員会活動 ○議長(大沢久君) 日程第49 閉会中の委員会活動についてを議題といたします。
      ~~~~~~~~~~~~~~           閉会中の委員会調査申出書  本委員会は,下記事件について,閉会中もなお調査を要するものと決定したので,会議規則第104条の規定により申し出ます。  平成8年3月15日                     総務委員長    佐 藤 義 久                     厚生委員長    荒 井   啓                     産業文教委員長  会 田 邦 夫                     建設委員長    長 瀬 洋 男                     議会運営委員長  酒 井 靖 悦 山形市議会議長  大 沢   久 様                記 1. 総務委員会 (1)広報,広聴及び地域振興について (2)国際化の推進について (3)総合計画及び土地利用計画について (4)財政,財産及び税などについて (5)消防及び防災について (6)その他,総務委員会の所管に属する事項について 2. 厚生委員会 (1)消費者保護,交通安全対策及び保健衛生などについて (2)国民健康保険及び国民年金について (3)環境保全及び清掃について (4)社会福祉及び女性青少年などについて (5)病院事業運営について (6)その他,厚生委員会の所管に属する事項について 3. 産業文教委員会 (1)観光,物産及び商工業について (2)農業,畜産及び林業について (3)中央卸売市場運営について (4)学校教育,社会教育,保健体育などについて (5)その他,産業文教委員会の所管に属する事項について 4. 建設委員会 (1)都市計画,都市整備及び土地区画整備について (2)上・下水道について (3)公営住宅などについて (4)道路及び河川などについて (5)その他,建設委員会の所管に属する事項について 5. 議会運営委員会 (1)議会の運営に関する事項について (2)議会の会議規則,委員会条例等に関する事項について (3)議長の諮問に関する事項について   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大沢久君) 各委員長から会議規則第104条の規定により,お手元に配布いたしております文書のとおり申出書が提出されました。  お諮りいたします。閉会中の委員会活動については,平成8年度中において,定例会の期間を除き,各委員会申出書のとおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,閉会中の委員会活動については,各委員会申出書のとおり決しました。  ――――――――――――――――――― ◎日程追加 委員調査派遣の件 ○議長(大沢久君) ただいまの件が可決されたことに伴い,各委員を予算の範囲内で先進地へ派遣する必要を認めます。  よって,委員調査派遣の件を日程に追加し,議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,この際,委員調査派遣の件を日程に追加し,議題とすることに決しました。  日程を追加いたします。委員調査派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。各委員全員を先進地に予算の範囲内で,調査派遣することとし,その方法等については,各委員長に一任したいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員調査派遣の件は承認されました。  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  ――――――――――――――――――― ◎あいさつ ○議長(大沢久君) この際,助役として同意されました山口寿男さん及び佐藤市長から発言を求められておりますので,順次これを許します。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎山口寿男氏あいさつ ○議長(大沢久君) それでは山口寿男さん。      〔山口寿男氏 登壇〕 ○(山口寿男氏) ただ今,助役選任につきましてご同意をいただきました山口寿男でございます。県都山形市の大役にご同意をいただき,大変光栄に存じますとともに非常に身の引き締まる思いをいたしているところでございます。助役拝命のうえは微力ではございますが,山形市政発展のために,精神誠意努めてまいりたいと思っております。市議会の皆様方の格別のご指導ご鞭撻を心からお願い申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎佐藤市長あいさつ ○議長(大沢久君) 佐藤市長。    〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) 3月市議会定例会が閉会されるにあたり,一言ごあいさつを申し上げます。  去る3月1日招集の今次市議会定例会に提案いたしました平成8年度の予算をはじめとする各案件につきましては,連日慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議をいただきまして,誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。会期中にお寄せいただいたご意見,ご要望等につきましては,十分尊重し,今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。  まもなく迎えます平成8年度は新総合計画の出発の年であり,21世紀を展望した魅力ある都市づくりのため,全力を傾注する所存でありますので,各位におかれましても,尚一層のご支援ご協力を賜りますまよう心からお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。  ありがとうございました。  ――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長(大沢久君) 以上をもって平成8年3月市議会定例会を閉会いたします。      午後3時40分 閉 会      議  長 大 沢    久      副議長  中 村  幸 雄      署名議員 高 橋  伸 行      署名議員 小野寺    建...